てんやわんやの春祭典 2日目

5月2日。

昨夜は深夜まで飲んでしまいましたが、今日は昼まで「本當屋」宅に集まればいいので、ゆっくり寝て明日の祭典本番への英気を養える!・・・はずだったのですが...

朝6時過ぎ、階下からの父の「起きろーっ」の声に叩き起こされました。

なんだ?どうした?

と起きてみると、

父「のぼり旗をもう1本立てなければならないぞ!」

そういえば昨日の作業で竿が1本余っていたのは・・・

それか!

・・・というわけで、英気の補充半ばで充電強制終了(涙)

「本當屋」宅に行ってみると、昨夜夜中まで飲んでいた同志も集まっていました。

どうやら「本當屋」宅には、「當屋」ののぼり旗とともに、村を代表して「本當屋」ののぼり旗も立てなければならなかったようです。

さて、のぼり旗1本立てるだけだし、とっとと済ませて二度寝だーと取りかかりましたが、そうは問屋がおろさなかった。

肝心の旗がない!旗の横棒もない!

「公民館の倉庫をもう一度見てきたけどないんだよな・・・」と同級生のS氏。

これはかなり深刻な事態か。

しかし額付き合わせた結果、どう考えても公民館にあるとしか考えられないという結論になり、もう一度探しに行ったS氏が旗を見つけてきました(一同安堵)。なんと同じ倉庫内の別のイベントの道具棚にあったとのこと。やられました。(以降、その旗が入っていた箱を「例の箱」と呼ぶようになりました)

しかし横棒だけがどうしても見つかりません。

横棒がなければのぼり旗になりません。絶体絶命か?

・・・しかしここでも我らが職人たちが頼りになるところを見せてくれます。

辺りから集めてきた資材で、瞬く間に新しい横棒を作り上げてしまったのです。

いやあ、建設職人、大工職人の技術というのは大したものです。

↓の記事にもありますが、日本はもっと職人を大切にしなくてはいけませんねえ。

それはともかく、朝からてんやわんやの大騒ぎでしたが、ようやく2本目の旗も立ち、これで正真正銘、祭りの準備作業が完了です。

家に戻ると10時半、集合時間まで1時間ちょっとしかありません。

少しだけ休んで紋付き袴に着替えます。

そして12時。カランコロンと下駄を鳴らしながら「本當屋」宅に集合。

ウム、門飾りも立派にできている。

本日行われるのは「村巡りの祭り」

宮司一行がそれぞれの「門」の「當屋」を巡り、「當屋」の一同とともに氏神を迎えます。

我らの「門」は「本當屋の門」として村の祭り全体を取り仕切るわけですが、この日の「村巡りの祭り」は、「門」の中だけでの催しを「當屋」の家で行います。

神棚には立派なサクラマスを始めとした供物が捧げられていました。

みんなで記念撮影をしたりしながら待っていると、やがてかすかに聴こえてくる笛・太鼓の音。ほどなく宮司一行がやってきました。

「諸々の罪ケガレ祓い禊ぎて清清し・・・」と祝詞が始まります。

以前は、なんでみんなカンペも見ずに祝詞を唱えることができるのだろう?と不思議だったのですが、昨年から「門」の集まりに参加するようになり、「門」の節目節目の行事においてみんなでこの拝詞を唱えているのを見て納得。

私はまだカンペを見ながらでないと唱えられませんが…^^;)

また、ここでは囃子にあわせて舞っているお獅子に、「村中安全」と祈願しながら捧げものをします。うちの父も、孫の「身体堅固」などを祈願していました。

ひととおり儀式が終わると、あとはお楽しみの直会、酒宴です。

さっきのサクラマスが美味しそうな汁物となって現れました。

いろいろあった祭り準備でしたが、

「いやあ、忘れられない祭りさなったのー」

などと語らいながら、お神酒やサクラマスをいただきます。

夕方になり、終宴が近づくと毎年恒例の酒回し。

お神酒をなみなみと注いだ2つのご飯茶碗を、それぞれ時計回り、反時計回りに1人ずつ飲み干しながら回していき、2つの茶碗が合流した人が、1曲披露してから両手のお神酒を飲み干すというドキドキのイベント。


今年は明日に大役を控えていることもあり、自分には当たらないものと(根拠もなく)タカをくくっていたのですが、そんなときに限って・・・

大当たりーー!

神棚を前にして歌うようなレパートリーは持ち合わせていないんですよねー

苦し紛れに歌ったのが母校の小学校歌。

この3月に惜しまれつつ廃校となっただけに、けっこう盛り上がりました。


帰宅すると、最後の力を振り絞って紋付き袴をキチンと脱ぎ(翌朝見たらあんまりキチンとなっていなかった)、居間でのどかに夕食を食べている妹一家をよそ目にその場でグウグウ・・・

明日の朝は8時まで神社に行かなければならないので、このまま朝まで寝てしまうとまずいのですが、午後10時には自分で目覚めました(良い子)。

酔い覚ましに外を散歩。

明日の舞台である神社まで行ってみると、神社は静かに明日の祭りを待っていました。

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